· 

*クトゥルフ神話【踊り子島】

 

ハリポタTRPGをやるはずだったのですが、諸々の事情により急遽変更して、クトゥルフやりました!

今回のシナリオは「踊り子島」。

進行は甘木さんです(*´ω`*)

 

 

とある怪盗団に所属する織原喜市(オリハラキイチ、僕)はある日、怪盗の仕事を依頼されます。

目的地は『踊り子島』。

其処にある宝を盗んできてほしいとのことでした。

依頼と共に渡された護身用の拳銃を忍ばせて、彼は意気揚々とアジトを出ます。

 

一方その頃、警察官の吉谷敦(ヨシタニアツシ、Hさん)は『踊り子島』で開催される会合に重大犯罪者が紛れ込んでいることを聞き、その会合に工作員として侵入し人物を逮捕することを命じられました。

真面目な吉谷は手渡された護身用の拳銃を携え、港へ向かいます。

 

 

船着場には予想外に多い人数の客と、古風な手動の木製ボートに船頭。

さて、織原は早速船着場で出会った吉谷に馴れ馴れしく話し掛けます。

そう、彼はとても軟派でチャラいのです。

 

「こんちは。おにーさんも『踊り子島』に行くの?」

 

「そうですけど……あなたも?」

 

「そ、ばりばりの観光。ああ、オレは織原喜市ってゆーの。きーちゃんて呼んでね☆」

 

「吉谷敦です。よろしくお願いします、織原さん」

 

「あっはは、かったいね~! よっしーは何しに『踊り子島』に行くの?」

 

「吉谷です」

 

 

ふたりの他に、裁判官の中川、慈善事業家の白金、軍人の五十嵐、精神科医の安室、神楽坂財閥の息子神楽坂、ネットアイドル兼ユーチューバーの花田も木製ボートに乗り込み、騒ぎ立てる織原を半ば迷惑そうに睨みます。

構わず織原は、ひとりずつ軽薄に話し掛けていきますが反応は6人6色。

 

如何やらこの6人、一癖も二癖もあるようです。

 

 

ボートで漕ぎ出すこと小1時間。

一行はようやく孤島『踊り子島』へ到着しました。

ボート内の話を整理すると、『踊り子島』は無人島であり、つい最近大富豪である那志野夫妻に買い取られたそう。

那志野夫人は精神の病を患っているらしく、安室はその診察に訪れたのだそうで。

 

 

8人を明るく出迎えた山田太郎、花子夫妻は那志野家の使用人です。

早速、美人の花子にデレデレし出す織原を引きずって、吉谷はふと、後ろを振り返りました。

船頭の何とも言えず陰鬱な表情が気にかかったのです。

しかし、その目が何を訴えているのか考える間もなく、一行は那志野の豪邸へと通されるのでした。

 

 

さて、各々部屋に落ち着いた後、ふと織原は壁の絵に目を留めました。

よく見るとそれは絵ではなく何かの詩のよう。

織原は馬鹿過ぎて読めなかったのですが、その絵は各部屋に飾られているようで、吉谷はそれが不可思議な踊り子の詩であることがわかりました。

 

 

10人の踊り子は舞台の上

夕食時、ひとりが喉を詰まらせ、残りは9人

朝にはひとりが朝寝坊、残りは8人

散歩に出掛けると言ったひとり、残りは7人

薪割りのひとり、誤って自分を真っ二つ、残りは6人

蜂に刺されて、残りは5人

裁判官を志したひとり、残りは4人

海で人魚に出会ったひとり、残りは3人

熊に撫でられ、残りはふたり

日向にいたひとりは真っ黒焦げ、残りはひとり

最後のひとりは首を括って

そして誰もいなくなった

 

 

一体何のことでしょう?

吉谷にはさっぱりわかりません。

調査のために洋館内を調べると織原もその後ろをひょこひょこついてきます。

こちらはお宝を探すため。

 

大広間のドラを誤って鳴らしてしまったり、洋書の本棚を盛大に倒してしまったり、大騒ぎのふたりですが、気づけば夕食時。

使用人の山田太郎、花子に連れられてダイニングに向かった8人は、豪華なフレンチに舌鼓を打つのですが……不意に聞こえたレコードの音源にその場の空気が凍りつきました。

 

 

おまえ達は告発されている

おまえ達は告発されている

中川正義、おまえは罪無き人間を死刑にした

白金範子、おまえは娘を自殺に追い遣った

五十嵐五郎、おまえは妻の不倫相手を戦場送りにした

安室典夫、おまえは飲酒をして患者を殺した

神楽坂蓮、おまえは車で幼い兄弟を轢き殺した

山田太郎、花子、おまえは前の主人を殺害した

花田くるみ、おまえは友人を自殺に追い込んだ

吉谷敦、おまえは冤罪の人間を逮捕し殺した

織原喜市、おまえは罪無き女を撃ち殺した

おまえ達の罪は消えない

おまえ達は告発されている……

 

 

繰り返し流れるレコードに導かれて遠のく意識とその先で見た悪夢。

それはこれから巻き起こる事件の序章に過ぎず、次の瞬間、夕食の席で血を吐いて倒れるひとりに辺りは悲鳴に包まれました。

 

この10人を『踊り子島』に集めた那志野とは一体何者なのか、10人の罪と罰とは何なのか、果たして吉谷と織原は無事に『踊り子島』から脱出することはできるのか……ふたりは踊り子の謎に挑みます。

 

 

これの元ネタは「そして誰もいなくなった」らしいのですが、登場人物の性格や背景の作り込みや謎解き、次々起こる事件と神話生物的な超常現象の絡みが本当に面白くて、夢中でゲームに参加していました!(*´ω`*)

気づけば朝5時になってて、3人とも驚いてましたよねw

 

う、嘘だ……もう、朝なんて……(・∀・)

 

 

深夜0時から超特急でルームを作ってくださったGMの甘木さんには本当に感謝しかないですし、自由人の織原を素晴らしいタイミングでフォローし続けてくださった吉谷もといHさんのプレイスタイル本当尊敬してますし、最高に楽しいミステリーでした!

容量、内容共に大満足!

 

ふたりとも、今朝(言葉通り今朝ですもはや夜ではない)はぶっ通しで付き合ってくださってありがとうございましたッ(>_<)

チャラチャラした織原と堅物な吉谷は良いコンビでしたね!

こういうミステリー系謎解き大好きなので、是非是非また遊びたいです!

 

 

ゆっくりお休みください!

お疲れ様でした!