＊ネクロニカ【一途な彼ら】

前回の「いばらのうみ」に引き続き、ネクロニカをやりました。

「彼」を求めて旅を続ける３人ですが、今回はどんな出会いが待っているのでしょうか。

 

今回のタイトルは「一途な彼ら」、のけものホリックが主役の回でした。

やはり切ない……。

 

 

荒廃した研究所を離れ、モニカ（甘木さん、つぎはぎアリス）、レイ（先輩、のけものホリック）、クロレ（僕、ひきがねコート）の３人は車輪の跡を追いかけて砂漠地帯を進んでいました。

すると、彼らの目の前に１匹の犬が現れます。

犬は３人を見るなり、尻尾を振って寄ってきました。

 

彼らは驚きました。

その犬はゾンビ化した化け物などではなく、ちゃんと「生きている」犬だったから。

そして、その犬が着ているベストはなんと起爆装置です。

 

誰が、人懐っこい可愛らしい犬にこんなものを着せたのでしょう？

犬から起爆装置を取り外して捨てた３人は、首を傾げますが、犬は彼らに向けてひとつ吠えると、まるで道案内をするように先導して歩き出しました。

如何やら誰かの飼い犬みたいですが……。

 

 

今回はのけものホリックこと、レイくんが中心のお話でしたが、レイくんのかつての友人が出てきてとても切なかったです……大体予想はしていたんですけど、やっぱり廃人と化しててつらい。

 

 

犬に従い進んでいくと、３人は朽ちた館に辿り着きました。

大きな館は無人のようですが、クロレは死臭に眉を顰めます。

クロレはもともと「彼」の助手を務めた研究員です。

だから、その館の周りに飛び散っているものが所謂実験動物達、もっと言えばこの犬と同じ犬達のなれの果てだということがわかりました。

つまりは、この館はネクロマンシーに関する研究所なのではないだろうか……クロレは他のふたりに警戒を呼びかけながら、犬と共に館の地下へと降りていくのでした。

 

彼女の予想に違わず、館の地下には近代的な研究室が広がっており、中で忙しそうに働く研究員とそれを守るように配置された犬達がいました。

犬と言っても、３人と共にいる可愛らしい犬とは別物です。

だってその警備の犬達は、身体が朽ち果て、死から解き放たれた凶暴なハウンド達だったから。

 

その様子に怯える３人と１匹ですが、不意にレイが隠れるのも忘れて叫びます。

 

「メイ！」

 

仲間の制止も聞かず、レイはそのまま研究員に向かって駆け出しました。

なんと、研究員の近くで犬のように４つ脚で歩き回っていた少女は、レイのかつての友人メイだったのです。

同じ飼い主に飼われ、同じ時間を過ごした大切な友人の変貌振りに、レイは呆然としました。

レイが呼びかけてもメイは虚ろな表情で反応を示しません。

 

 

突如現れた侵入者３人に研究員は恐慌し、メイとハウンド達に３人を排除するよう命じます。

 

如何やらこの研究員はネクロマンサーのようです。

レイ達は困惑のまま、襲いかかってくる彼らと対峙することとなるのですが……。

 

 

戦闘の勝利条件は前回と同様「敵を全て殲滅、または行動不能にすること」だったのですが、今回は一定時間経過ごとにネクロマンサーが延々とハウンドを追加し続けるとかいうとんでもなくえげつない設定だったので、大変に苦労致しました……。

 

先にネクロマンサーとレイくんの友人を行動不能にした後、ハウンド達を一掃しなきゃいけない事実に気づくのが遅れて、かなりぼこぼこにされたんですよね……正直、今回で３人とも終わりになるかと思った……。

 

 

結果として、何とか敵を行動不能にし、怯えきったネクロマンサーを落ち着かせて、如何にかこうにか戦闘を終わらせることができました。

今回のネクロマンサーさん、滅茶苦茶お茶目かよ……そして滅茶苦茶慌て者だろ、あわや死んじゃうところでしたよ_(:3」z)_

 

 

話してみればこのネクロマンサーは侵入者に怯えていただけで、特にこちらには危害を加えるつもりはない様子。

３人の話を聞いたネクロマンサーは、「彼」が立ち寄りそうな近くの集落を教え、また依然虚ろな顔のメイについて、自分が拾った時には既に心が壊れており、自分が世話をしていたことを告げました。

 

レイがメイの手を握り締め、必ず此処に戻り、元に戻す方法を見つけることを誓うと、今まで反応しなかった彼女は微かにレイの手を握り返しました。

きっとレイを認識している、まだ希望はあると言うネクロマンサーに彼女を託し、３人は再び「彼」を探す旅に出るのでした。

 

 

GMやり慣れてるHさんの語りも相まって、今回のシナリオは本当に良い話だったな〜と思いました！

ギャグとシリアスをきっちり使い分けてるHさん、ほんと尊敬します……。

楽しかった！

 

 

 

次回はひきがねコート主役回にすると予告を受けたのですが、３人とも友情を育んで良い感じにお互い大切になってきたので、そろそろどろどろした波乱を起こすから夜兎さん頑張ってね☆　と何とも不穏なことを笑顔で言われたので今から震えています…(OwO)

 

待って待って待ってHさん、波乱って一体何！？

 

期待１不安９９といった感じですが、次回も頑張ろうと思います……。

 

 

進行してくださったHさん、参加してくださった甘木さん、先輩、今日は本当にありがとうございましたッ！(>_<)

次回もまた、荒廃した世界でお会い致しましょう！